20年12月11日18時15分
お役立ちコラム
トレーラーハウスとは?店舗や住宅(別荘)、グランピングホテル、そして仮設住宅にも!いろんなことに使える便利なお家、なんです。
実はさまざまな場面で使われているトレーラーハウス。
その特徴を知ると、トレーラーハウスが活躍する理由がよくわかると思います。
この記事では、意外と利用例の多いトレーラーハウスの特徴や使われ方について、紹介します。
トレーラーハウスとは、シャシー部(足まわり構造)と構築物部が一体となり、車でけん引すれば場所を移動できる「住宅」や「店舗」のことです。
見た目はタイヤが付いていること以外、通常の建物とそう大きく変わりません。内装も基本的に通常の建物と同じで、キッチンやお風呂、トイレ、洗面化粧台なども備え付けることができます。
このトレーラーハウス、どこで使われているでしょうか?
例えば、飲食店や美容室などの店舗に使われています。
さらに、最近ではキャンプやグランピング。そして、災害時の仮設住宅にも利用されているのです。
キャンプで使われる車といえば、まずキャンピングカーが頭に浮かびませんか。
トレーラーハウスとキャンピングカーはどう違うのでしょう?
最も大きな違いは、移動方法です。
トレーラーハウスはけん引して移動しますが、キャンピングカー(自走式RV)は自走できます。
また、キャンピングカーの内部にはシャワーやトイレなどが設置できますが、トレーラーハウスと比べると簡素で、電気もバッテリーを使用しています。
そのため、長期間の居住にはあまり向きません。
トレーラーハウスは普通の住宅と同じように水道・電気・ガスが使えます。
では、ここまでに述べたトレーラーハウスの特徴をまとめてみましょう。
①タイヤがついている
タイヤはけん引して運ぶために必要不可欠なものです。内部は普通の家や店舗と同じでありながら、移動することができます。
②電気・ガス・水道が通常の住居と同じようについている
水道や電気、ガスなどが接続できるので、家電製品も一般住宅と同様に使えます。
ガスは通常プロパンですが、都市ガスにも対応可能です。
テレビを見たり、お風呂に入ったり、バッテリーを気にせず普段の生活を送ることができます。
③建築物ではなく、車両を利用した工作物
一般住宅と同じように生活できるトレーラーハウスですが、建築基準法においては、「建築物」に該当せず、「車両を利用した工作物」として扱われます。
※建設省住指発
④車を停められるところならどこでも置ける
「車両を利用した工作物」なので、用途地域による制限を受けたり、建ぺい率を気にする必要はありません。車を停められる場所であれば、どこにでも置けるのです。ただし、道路との高低差がある場合は車として認められません。レッカーなどで吊り上げて設置するものもトレーラーハウスではありません。トレーラーハウスといえども、普通の建築物と同様の用途に使うものですので、できる限り建築基準法に乗っ取り設置を心がける会社に相談するようにしましょう。
建築物としての制限を受けないとはいえ、「車両を利用した工作物」として遵守すべき法律はあります。また、税金も一般住宅とは異なります。
気になる法律・税金については、次回の記事でご確認ください。
では、実際にどのように使われているのでしょうか。トレーラーハウスの活用例を見てみましょう。
飲食店
トレーラーハウスはカフェ、ダイニング、Bar、焼肉、ラーメン店等様々なジャンルの飲食店として活用されています。
外から見ると、通常の飲食店とそう大きく変わりません。
ハウス内に調理設備とカウンターやテーブル席を設けて、通常の飲食店と同様に営業しています。
道路を移動するように作られるトレーラーハウスは横幅が狭いため店内に多くのテーブル席を設けるのは難しいですが、カウンター席だけでも十数席程度は設置可能です。
外にテラス席を設置してしている飲食店もあります。
そして、なんといっても、置ける場所さえあればすぐに開店できるのがメリットです。
美容院、ネイル・マツエク・ボディサロン
街中にある美容院・サロンは、店舗を賃貸で借りているところがほとんどです。
美容院の建物は立地だけでなく外見のオシャレさが客入りに影響を与えますが、オシャレな建物は賃料が高いため、店を出すまでのハードルも高くなります。
そこで、美容院を経営するのにトレーラーハウスを活用する例があります。
トレーラーハウスなら外観にも自由に手を入れられるので、低予算でもオシャレで品質の高い店舗を作ることができます。店舗面積に関しても、トレーラーハウスくらいの広さで十分でしょう。
また、建物を建てるのが難しいような場所や自宅の駐車場でも営業可能です。営業スタイルを「完全予約制」にすれば、子育て中でも時間を有効に使った営業などが可能になるのではないでしょうか。また、場所を移転したいときにも、トレーラーハウスなら手間が大幅に省けます。
賃貸店舗の場合、移転する際には、原状回復や備品なども全て移転先の建物に運び込まなければなりません。しかし、トレーラーハウスなら美容院ごと移動できるので、備品などはそのままで済みます。
内装を変えずに移動できるのは大きなメリットといえるでしょう。
グランピング・キャンプ
トレーラーハウスはアウトドアなどのレジャーでもよく利用されています。
参加人数が多くキャンピングカーでは狭い場合も、トレーラーハウスであれば広々とした空間でキャンプを楽しめます。
また、最近では通常のキャンプとは別にグランピングを楽しむ人も多いです。
グランピングとは、キャンプと同じようにアウトドアを楽しみながらも、ホテルのように快適にくつろげる空間で寝泊まりするというもの。
そんなグランピングを楽しむのに、トレーラーハウスはピッタリなのです。
リゾートホテル
新型コロナウイルスの感染拡大により、共用部分の多いホテルよりも、各部屋が独立している別荘型リゾートホテルの需要が高まっています。
トレーラーハウスならプライベート感重視のリゾートホテルに最適。開店までの時間も短く、敷地内での配置転換も自由です。
世界的建築家・隈研吾氏デザイン「住箱」
スノーピークおち仁淀川
泉南ロングパーク URBAN CAMP HOTEL Marbel
小田急山中湖フォレストコテージ
仮設住宅
トレーラーハウスは自由に移動できることから、災害時に仮設住宅として利用できます。
プレハブなどで作る仮設住宅の場合、一箇所に集めて建てられることが多いので人によっては自宅の敷地から距離のある場所に移り住まなければならないことも。自治体の要請があればトレーラーハウスを仮設住宅に利用することも可能ですが、その場合、場所についても仮設住宅より柔軟に検討することができます。
実際に、2018年9月6日に発生し大きな被害をもたらした北海道胆振東部地震では、北海道特有の環境があり、自治体の要請により特例でトレーラーハウスが被災者の敷地内で仮設住宅として活躍しました。
牛・馬・鶏などの畜産農家は生き物相手のため、長時間離れることはできません。また、北海道では広大な敷地の農家が多く、隣家との距離がかなり離れている家も少なくありません。
移動可能で設置場所に自由が利くトレーラーハウスは、そのような環境に適していたのです。
実際の事例はこちら→ https://dream-pj.co.jp/voice/case04-01.html
当社のトレーラーハウスである「ドリームハウス 」は、車軸以外すべて国内の工場で製造しています。
耐久性にも優れており、安全かつ快適に居住できます。
また、ドリームハウスの圧倒的な強みは、住宅会社として極力建築基準法に則った形での設置を心掛けていること、そして企画や製作、移動まで全て自社で管理を行っていることです。そのため、注文住宅のようにフルオーダーが可能で、高い満足度を得られるでしょう。
費用面でも通常の注文住宅と比べるとかなり安く済むのが魅力です。
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