誕生の舞台裏

ドリームハウス事業部 プロデューサー 稲吉 啓

不可能だった夢を
可能にする住まい
それがドリームハウスです。

ドリームハウス事業部 プロデューサー
稲吉 啓
  • 日本RV・トレーラーハウス協会 会長
  • 日本オートキャンプ協会 会員

土地や住宅ローンに縛られず自由に暮らしたい

「家に何千万円もかけるなら、その分を好きなバイクに使って人生を楽しみたい」
あるお客さまが何気なくおっしゃいました。わたしは内心ガッツポーズ。まさにこれこそ、自分が思い描いていたライフスタイルだったからです。
実はわたしは、かつて注文住宅の企画開発に携わっていました。ターゲット層は、住まいに高い理想をもち経済力のある方々です。わたし自身も、デザイナー出身でモノづくりへのこだわりが人一倍強く、満足できる家をつくるには手間や予算が必須と考えていました。
ところが、トレーラーハウスはいわば真逆の住まいです。当初はとまどいましたが、実際にかかわってみるとレイアウトや内外装の自由度が高く、限られた制約のある空間でも優先順位を決め工夫することで、こだわりを十分に発揮できます。なによりも立地の制約がほとんどなく、土地購入の必要すらありません。これなら土地や住宅ローンに縛られず自由に暮らせるでしょう。
わたしの住宅観は大きく変わりました。冒頭のお客さまは、この気持ちをそのまま言葉にしてくださったのです。

純国産「ドリームハウス」開発をスタート

住環境は人の生き方にも影響する大切な要素です。しかし、家を持ちたくても住宅ローンを組めない方や、重い負担を背負いたくないという方も増えています。かく言うわたし自身も、ローンを抱えて苦労している人間のひとり。だからこそ、トレーラーハウスの優れた経済性にひかれ、「これこそ夢をかなえるドリームハウスだ!」と感じるようになりました。
とはいえ、トレーラーハウスの存在や良さはまだほとんど知られていません。そこでわたしたちは、この魅力を高め、多くの方々にご提供していくため、日本の風土に合った国産「ドリームハウス」開発に取り掛かりました。

「ほかにない提案ができるはず」、東日本大震災の被災地へ

東日本大震災が起きたのは、ちょうどそんなころです。わたしたちはさっそく被災地に向かいました。ドリームハウスなら、通常の住宅メーカーにはない提案や支援ができるはずだと考えたのです。
現地に着いてみると、建物は基礎ごと流され瓦礫だらけ。見渡す限りの荒野です。想像以上の惨状を前にわたしは言葉を失いました。どんなにお金をかけて最高の家を作っても、想定を超えた大災害には太刀打ちできません。われわれ住宅のプロには、より柔軟な住まいのありかたをつくる義務がある。そう痛感させられました。
当時、仮設住宅建設地の確保に苦労している時に宮城県沿岸部の自治体に「トレーラーハウスなら、コミュニティをそのまま残し、空き地に集落をつくれます」と、自らチラシをつくり回りました。しかし現場はそれどころではない状態。ならばモノを見せるしかないと、被災地に合わせた寒冷地仕様のドリームハウスを開発。仙台に展示場を構え、地道な提案活動を展開していきました。

被災地で出会ったお客さま。明るい空気を呼ぶカフェを開業

数多くのお客さまと出会ったなかで、特に印象的だったのは一人の女性です。大震災以前は旅館を経営なさっていましたが、津波にすべてを流され、母子5人でみなし仮設住宅へ入居。なんとか自立再建しようと、カフェ開業を志しておられるときにドリームハウスをご覧になり、ご購入くださいました。
ドリームハウスは、初期投資が小さく移転も可能とあって、開業リスクを減らせる点が魅力です。「収入を得ながら、街に明るい空気を呼び込みたい」そんなお客さまの思いは実を結び、カフェは情報誌に掲載、ご自身もラジオ出演なさるなど、話題の人気店となりました。

ライブハウス、ご自宅、さらに不要物件の買い取りまで

カフェ開業から2年ほど過ぎたころ、同じお客さまから「バンド活動をしている息子のために、ライブハウスを開設できるだろうか」とのご相談が入りました。我々も未経験でしたから、実際にハウス内でエレキギター試演を行い、ご納得いただいたうえで2棟目をご契約。すっかりドリームハウスを気に入ってくださり、3棟目には家族5名が暮らせる両端にロフトをつくった住宅をご注文いただきました。
さらにその後、「子供3名が独立したので広い自宅は不要になった。買い取ってくれないか」とのご依頼が。もちろんこれも即座にお引き受けしました。環境や生活スタイルの変化にも柔軟に対応できるのは、この住まいの大きな特色です。
被災地に足を運び、さまざまな声にお応えしようと品質向上に努力しながら、わたしたちはドリームハウスの価値を確信するようになりました。同時に、設置場所の造成や安全な輸送技術といった表面には見えないノウハウを蓄積できたことも大きな収穫でした。

大阪パームガーデン舞洲を契機に。リゾートプロジェクトが続々

2015年からは本拠地を名古屋に戻し、ドリームハウスの魅力をより多角的に発信する活動を開始しました。大きな転機となったのは、大阪市のグランピング施設「パームガーデン舞洲」への参入です。
全21棟という規模は初挑戦でしたが、アメリカンリゾートをコンセプトに、豪華なスイートルーム型やファミリー型などそれぞれの個性が出るよう設計。2017年秋のオープン後は、徐々に評判が広がって楽天トラベル・グランピング部門1位を獲得する人気施設となりました。
その影響もあってか、各地から多棟型リゾート施設のオファーが入るようになりました。2018年には、建築家の隈研吾氏とスノーピーク社のコラボによる「住箱」を、高知県「スノーピークおち仁淀川」にオープン。さらに「小田急山中湖フォレストコテージ」や、大阪府「泉南ロングパーク」グランピングゾーンなど、ドリームハウスはさまざまな施設に導入されるようになりました。

150mの移動に2時間がかり。地道な経験の積み重ねがノウハウに

大型開発に取り組む一方、わたしたちは個別のご注文にも力を入れています。たとえば、三角形の狭小敷地でエステサロンを開きたいというお客さま、ログハウスに住みたいけれど土地の問題からあきらめていたというご一家など、事例は数え切れません。
あるご夫妻の場合は、いったん設置したものの「工場騒音がうるさいから」と新居まるごと移動することに。引っ越しも弊社でお引き受けしましたが、このときは輸送経路中に難所がありました。田んぼと川にはさまれた狭い道を夜間に牽引輸送するのは容易ではありません。スタッフ10人を動員して輸送車の四隅からライトで照らし、たった150mを2時間かけて無事に運び終えました。そんな実践経験を重ねることで、難しいご要望にもお応えできる力がついたと自負しています。

1棟ずつにお客さまの夢をかなえる「ドリームプロジェクト」がある

この事業に着手してから約10年が過ぎ、やっとトレーラーハウスが社会に認知される時代が来たと実感しています。私自身も、2019年12月には「日本RV・トレーラーハウス協会」会長に就任。これからは協会の方々とも力を合わせ、新しい住宅の可能性に挑んでいくのが目標です。その指針となるのは、お客さま一人ひとりの声にほかなりません。
ドリームハウスは名前の通り、従来は不可能だった夢をかなえる住まいです。だからこそ、1棟ずつにさまざまな思いや物語が込められています。ただし面積が22~30帖程度と一般住宅よりも狭いため、のびのび暮らすには工夫が必要。そしてその工夫こそが、お客さまごとに異なる「ドリームプロジェクト」なのだと考えています。
わたしたちは単なる物販業者ではありません。住まいのプロとして「ドリームプロジェクト」に参加し、お客さまそれぞれの物語を大切にサポートしてまいります。

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